最近の地震では、これまでとは違って、情報がより詳しく提供されるようになってきました。
その中で気になる言葉として「異常震域」というキーワードが出てきています。
南海トラフ巨大地震にも影響してくるかもしれない「異常震域」について詳しく見ていきたいと思います。
もくじ(お好きなことろから読めます)
通常の地震
多くの地震では、震源地を中心として、同心円状に揺れの強い地域→弱い地域へと広がっていきます。
震源地が震度4なら、震源地から遠ざかるにつれて、震度3→震度2→震度1 と、震度が小さくなっていくという事になります。
異常震域の場合
https://www.zakzak.co.jp/より引用
通常の地震では、震源地の真上の地域が、もっとも震度が大きくなります。
しかし異常震域の場合、地震の震源地① があまりにも深すぎるために、震源地の真上にある地域に振動が伝わりません。
その一方で、海洋プレートは地震の波・振動をあまり減衰させずに伝えるという特徴を持っています。
震源地の近くにあるプレート内部を通じて振動が減衰せずに伝わっていき②、プレートと重なる大陸の方に振動が伝わっていきます。
その結果、震源の直上あたりの震度が小さくなり、遠く離れた地域で震度が大きくなるという、異常震源という現象が発生します。
異常震源になる深発地震の何が問題なのか?
異常震源の状態を引き起こす深発地震ですが、この地震自体が問題というわけではありません。
ただ、震源地によっては、南海トラフ巨大地震を引き起こす引き金にもなりかねないとのコメントもいくつか寄せられています。
1984年に深発地震→1995年に兵庫県南部地震(11年後)
↓(19年)
2003年に深発地震→2011年に東北地方太平洋地震(8年後)
↓(16年)
2019年に深発地震→20××年に南海トラフ地震(○年後)
そんな単純なはずないけど、絶対に無いとも言えない。https://t.co/xlhYkLaKo7
— 姫野宏 (@RKL164) July 31, 2019
https://twitter.com/jisinyogenok/status/1026035342917267457
異常震域とモンハンとの関係は?
「異常震域」と「モンハン」がセットで検索されています。
一見すると、何も関連性はないように思えます。
ただ、モンスターハンター(モンハン)のプレイヤーからすると、トラウマレベルのキーワードだったりします。
その理由は、モンスターハンター(MHP2、MHP2G、MHX)というゲームのなかで、「異常震域」というクエストがあり、
そして、そのクエストが、
『超絶強敵なモンスター「ティガレックス」の同時2頭狩り』というトラウマになるレベルのクエストだからです。
一対一ではガチで殴り合えるモンスターである「ティガレックス」。
しかし、2頭が揃うと、難易度は2倍どころではなく跳ね上がります。
当たり判定が特に広い(=避けても当たったと判定されてしまう)と有名なティガレックスが2頭も重なると、どこに逃げても当たってしまうような感覚です。
別の離れたところでの動きが、自分に大きなダメージを与えに来るといった点が「異常震域」と名付けられた理由なのかもしれません。
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