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台風の進路の見方とよくある誤解。上陸無し・直撃無しは正しい?

台風が近づいています。

テレビやネットでは、台風の進路図を見ながら台風への備えを呼びかけています。

 

ただ、この進路図ですが、正しく理解できていない人も多いようです。

 

今回は、この進路図が意味する内容を正しく理解して、「今回は上陸しない」「自分の県を直撃することはない」と誤認しないようにしていきましょう。

 

線の通りに直進するわけではない

ウェザーニュースHPから引用

 

この台風の進路図を見ると、静岡県沖から東京に上陸し、仙台のすこし右を通って日本海へ抜けていくように見えます。

 

しかし、この白い点(8日(日)15時など)は、あくまでもある時点の位置を表しているにすぎません。

実際には白い線を結ぶ線の通りに進むのではなく、曲線を描きながら進んでいきます。

 

 

ということは、以下のような進路をとるケースもあるという事を意味します。

下の赤線部分をご覧ください。

これを見ると、静岡直撃、仙台直撃という印象を持たれると思います。

最初に見た印象と違いませんか?

 

2020年の台風10号では大きくカーブするようなことはありませんが、このように大きく進路を変えるような台風においては、「進路の線の通りに進むわけではない」ということは意識しておいた方がいいでしょう。

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台風の影響を受けうる範囲を正しく知る

Yahoo!HPから引用

まず、この進路予想図をご覧ください。

これを見ると、台風10号は6日から7日にかけて九州地方の西側海上を通過して北へ抜けるように見えます。

 

この進路図をパッと見たとき、

白い円内が最も被害が大きく、赤い枠内がその次に被害が大きい。その外は影響は軽微

というように、間違ってとらえていませんか?

 

正しく影響範囲を知るために、2020年の台風10号を例にとり、進路図の上に、台風の図を重ねてみました。

 

白い円は、台風の中心が通過する可能性がある範囲

白い円の部分は、台風の中心が通過する可能性がある範囲(予報円)を示しています。

時間が経てばたつほどに予想しにくい事から、日が進むにつれて円の大きさがどんどん大きくなっていることが分かります。

 

同様に、赤い円は、暴風域に入る可能性がある範囲を示しております。

これが分かるように、図を足してみました。

一番西を通るケース(暴風域)

この図は、台風の中心が、予想される進路の一番西側を通る場合の進路を表したものです。

青い点が台風の中心、赤い円が暴風域の範囲を示しています。

 

さて、それでは

予想される進路の一番東を通るとどうなるでしょうか?

図にしました。

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一番東を通るケース(暴風域)

この図では、予想される進路(白い円)の一番東側を、台風の中心が通過する場合の進路を泡らしています。

この図の、赤い円が示す暴風域をご覧ください、

九州の西側を通過するどころか、

九州に上陸して、鹿児島県~福岡県、山口県を「直撃する」ことが分かります。
また、広島県や高知県・愛媛県・鳥取県・島根県なども暴風域に入ることが分かるでしょう。

 

 

さらに、この図に、強風域(黄色の円)を足してみます。

 

最初は、一番西側を通るルートの場合です。

一番西を通るケース(強風域)

 一番西側を通る場合においても、九州・四国・中国地方においては影響を受けることが分かります。

 

それでは、一番東側を通過するとどうなるでしょうか?

ご覧ください。

一番東を通るケース(強風域)

ご覧のように、ほとんど関係ないと思われていた大阪や石川県のほうまでも、強風域に含まれる可能性があることが分かります。

もしかしたら、北海道まで影響を受けるかもしれません。

 

いかがでしょうか?

進路図からの印象と比べると、より影響範囲が大きそうだと思いませんか?

 

 

台風に備えるのは、もしかしたら無駄足に終わるかもしれません。

実際には、無駄足に終わる事の方が多いでしょう。

でも、備えることで、被害を最小限にすることができます。

 

ぜひ台風の進路とその影響範囲を理解したうえで、十分な準備を心がけてください。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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