広島県民や山口県民のみならず、全国の方々が注目する岩国航空基地フレンドシップデー。
圧巻のアクロバットショーが披露されることから「岩国航空ショー」と呼ばれまます。
この記事では、毎年にぎわうこの岩国航空基地フレンドシップデーについて紹介します。
目次
岩国航空基地フレンドシップデーとは
岩国航空基地フレンドシップデーは、年に一度、5月5日に、米軍岩国基地の一部が一般開放されて、軍用機の展示や航空ショーなどが行われる催しです。
岩国米軍基地には普段入ることができませんが、このフレンドシップデーの時だけは誰でも入場でき(※要身分証明)、間近で航空機や軍用機などを見たり、写真を撮影したりすることができます。
また、チキンレッグやピザなどを食べたりもできる、年に一度のお祭りごとです。
家族連れをはじめ、航空機のファンなど、毎年20万人もの人がこの日に集まってきます。
また、2015年からは、「海上自衛隊の航空基地祭(秋)」と合同で行われるようになったことで、さらに大きなイベントとして注目されてきています。
会場へのアクセス
会場へは、公共交通機関を利用してください。
基地内の一般駐車場は用意されませんし、基地周辺に駐車場はありません。
前日から広範囲で交通規制が実施されるため、基地に近づくこともできません。
電車の最寄駅は「岩国駅」または「南岩国駅」です。
駅からは徒歩で、約3kmほどあります。入場してから2kmほど歩くため片道5kmほど歩くことになります。
歩きやすい靴や服装で、時間にもゆとりを持って行動するようにしましょう。
注意事項
暑さ対策
基地内はとても広く、ほとんどがコンクリート舗装の場所になります。
5月とは言え、昼には照り返しが強く日陰もない為、日射病対策がとても重要となります。
飲み物を購入するにも、列に並んだりと時間がかかる為、水筒などを準備しておくといいでしょう。
手荷物検査
入場時には手荷物検査があります。
花火・刃物類などの危険物や、モデルガン・アルコール飲料・自撮り棒・無線機・パラソルやテント、ドローン等は持ち込み禁止で、場合によっては没収されることもあり得ます。また、ミリタリー系の服装は禁止です。
ペットは入場できません(盲導犬等の補助犬は除く)。
身分証明書について
成人の来場者は、入場時に写真入り本人確認書類の提示が必要です。
「運転免許証等の写真入り本人確認書」となります。
なお、日本国籍を持たない方は、在留カード、特別永住者証明書、パスポートなどの提示が必要です。
ブルーインパルスのアクロバット飛行
フレンドシップデーで行われる航空ショーの中でも、最大のハイライトは航空自衛隊のブルーインパルスによるアクロバット飛行でしょう。
こちらはブルーインパルスの紹介動画ですが、世界トップレベルの技術をご覧いただけます。
ブルーインパルスは、「青い衝動」の名のとおり、青と白にカラーリングされた6機が、様々なアクロバット飛行を繰り出します。
直近では、東京オリンピックの5つの輪を空に描いて話題になりました。
ブルーインパルス(英語: Blue Impulse)は、航空自衛隊に所属する曲技飛行隊(アクロバット飛行チーム)の愛称である。
当初は部隊の中の1チームという位置づけで、1995年に正式に1部隊として独立した。正式部隊名は第4航空団飛行群第11飛行隊で、広報活動を主な任務とし、展示飛行を専門に行う部隊である。世界の曲技飛行隊の中でも、スモークを使用して空中に描画を行う、いわゆる「描きもの」が得意なチームである。
コロナウィルスの影響に対して
2020年も、5月5日に開催する方向で進められてきましたが、新型コロナウィルスの影響を受け、3月16日に今年のフレンドシップデーを中止する発表がありました。
航空ショーを含めたすべてのイベントが中止されるそうです。
米海兵隊岩国航空基地ならびに海上自衛隊第31航空群は、新型コロナウイルスによる感染症の懸念のため、基地と地元である岩国の健康と安全を守ることに万全を期す対策として、相互の合意の上、フレンドシップデー2020の中止を決定しました。
基地は、岩国市ならびに基地を受け入れてくださっている日本国の皆様との友情を非常に重要視しています。ことしは中止ではありますが、今後のフレンドシップデーにおいて、地元の皆様、また国内の遠くからおいでになる皆様を歓迎できることを楽しみにしております。
米海兵隊岩国航空基地ホームページより
楽しみにしていた方々にとってはとても残念な結果となりましたが、今後のフレンドシップデーで歓迎できることを楽しみにしているという事ですので、次回以降を楽しみにしておきましょう。