2020年3月28日、小川洋福岡県知事は福岡県民に対して、28,29日の不要不急の外出自粛を呼びかけました。
今後、福岡県のロックアウトはあるのでしょうか?
外出自粛の呼びかけに至った背景と、現在の感染状況についてみていきます。
目次
外出自粛の呼びかけに至った背景
福岡県では、28日時点で22人の感染者が発生しています。
28日は、朝時点で6人の感染者が発生したとの報告がありました。
22人の感染者のうち、16人が直近5日間に集中している状況です。
また、東京都は、直前の感染者数が3倍、4倍と増加したことを受けて
外出自粛の要望を伝えました。
これらの福岡県の患者増加状況に加え、東京都の対応を受けて、今回の呼びかけにつながったものとみられています。
※ロックアウト、オーバーシュートなどの分かりにくい言葉を解説
福岡県のコロナウィルス対策状況
福岡県では、「新型コロナウイルス感染症ポータルページ」を解説し、毎日のコロナウィルス対策の状況を、詳細に案内しています。
メディアでは感染者数の情報が多いですが、このポータルページ(※)では、詳細な情報がまとまっています。
「ポータル(英語:Portal)」は「玄関」や「入り口」という意味です。今回は、福岡県の「新型コロナウイルス感染症」に関する情報は、このページが入口になりますよという意味合いになります。
・感染者のうち2名はすでに退院している
・複数の感染者はヨーロッパから帰国している
など、正しい情報を確認することができます。
以下、具体的な例を抜粋して紹介します。
これを見ると、詳細な情報が記載されていることが分かりますし、
もし自分や身近な人の感染が疑われる場合でも、どう行動すればいいのかのイメージをつかむことも可能でしょう。
患者22
北九州市内で22例目の新型コロナウイルス感染症の患者が確認されました。概要
令和2年3月28日、市内B医療機関から北九州市保健所に新型コロナウイルス感染症の発生届出(疑似症患者)があり、北九州市保健環境研究所にて検査を実施したところ陽性と判明した。患者情報
・年齢、性別等:50歳代、女性、北九州市内在住
・職業:自営業経過
・3月11日~18日 スペイン・ポルトガルに滞在。
・3月19日 北九州空港から自宅へ自家用車で帰宅。
・3月24日~ 咽頭痛あり。
・3月27日 市内A医療機関を受診。夕方から発熱(37℃)あり。夜間に発熱(38.7℃)、下痢あり。
・3月28日 家族が保健所に相談し、帰国者・接触者外来である市内B医療機関を受診。胸部CTにて肺炎像あり。本市保健環境研究所におけるPCR検査の結果、陽性が判明。現在の状況
県内の感染症指定医療機関に入院(状態は安定している。)行政対応
患者に対する健康調査(行動歴、接触者を含む)を実施中。患者行動歴
・海外渡航歴あり。
・その他の行動歴については調査中。濃厚接触者
・同居の家族あり。
・その他の濃厚接触者については調査中。
福岡県公式Lineによるサポート
福岡県の公式アカウントと友だちになり、ご自身の所ジュ法を登録することによって、状態に合わせたコロナウィルスの情報を知らせてくれます。
また一人一人に合わせて、ラインでサポートしてくれます。
「体調が悪い・・・」
「病院に行きたいがどこに連絡を取ればいいのか」
「どんな予防策を取ればいいのか・・」
といった質問にも回答してくれますので、福岡県民の方は登録しておくといいでしょう。
■福岡県公式ラインアカウント
県民の方、事業者の方への新型コロナウイルス感染症関連の支援情報(助成金・相談窓口情報等)
福岡県における、県民や事業者への支援情報をまとめたサイトが公開されています。
県民に対しては、休暇、休業、解雇等の労働に関する相談、小学校休業等対応助成金・支援金、ひとり親に対する経済支援などの支援対策の情報が公開されています。
事業者には、税申告期限の延長、県税の猶予制度、コロナウィルスによる事業継続に関連した経営支援などの支援策情報が公開されています。
県の情報はメディアやSNSなどからも取得できますが、それらの情報の正確性・網羅性を確認するためにも、一度ご自身の目で確認しておくことをおすすめします。