台風の季節になると、台風の進路と被害が気になります。
台風の予想進路図を見てみると、小さい円と大きい円で構成されていることが分かります。
この円は、強風域と暴風域を表したものなのですが、その違いは何でしょうか?
定義の違いについて確認し、それが実態としてどれくらいの違いがあるのかについてみていきましょう。
目次:お好きなところから
台風の強風域・暴風域の違いは?
強風域とは?
台風や発達した低気圧などで言う「強風域」は、平均風速が毎秒15メートルから25メートル程度の風が吹いている領域のことを表しています。
この記事内の図で言うと、黄色い円の部分が強風域となります。
暴風域とは?
台風や発達した低気圧などでいう「暴風域」は、平均風速が毎秒25メートル以上の稼が吹いている領域のことを表しています。
上の記事内の図で言うと、赤い円の部分が強風域となります。
それでは、風速10メートルから30メートルが、どれほどの風の強さになるのかを、動画で確認してみましょう。
呼吸がしにくいというコメントが恐ろしいですね。
しかし、これは風速30メートルの場合です。30メートルでこれだけ強い風なのです。
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風速30メートル以上の威力
それでは、風速30メートルを超える風の威力はどれほどのものでしょうか?
実際に強風により大きな被害を与えた「台風21号(2018年)」では、多くの方が風の威力をカメラに収めていました。
最大瞬間風速が60メートル/秒にもなった、台風21号の威力を動画でご確認ください。
瞬間最大風速が60メートルで、これだけの被害が出ました。
風速80メートルの強さと被害は?
2020年の台風10号では、瞬間最大風速が80メートルになるとも言われています。
その威力はどれほどのものでしょうか・・・。
テレビでよく放送されています実験映像のフル番がありますのでぜひご覧ください。
自転車に乗っているケースや、傘をさして歩いているケース、ベビーカーを押しているケースで、風速80メートルの風が吹くとどうなるのかが分かります。
かなり衝撃的です。
いかがでしたでしょうか?
実際には瞬間最大風速のため、ずっと風速80メートルの風が吹き続けるわけではありません。
しかし、その瞬間にどれほどの被害をうけるのかは想像できたと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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